もう少しスピーキング力を上げたいけれど何かいい方法はないかしら?
シャドーイングを取り入れてみたけど全然うまく出来ないのは何故なんだ!?
英語力アップに写真が効果的って聞いたけど、そもそもシャドーイングって何なの?
こんなお悩みありませんか?
この記事では
リスニング力アップは勿論、スピーキング力向上にも役立つ
【シャドーイング】について詳しく解説していきます!
この記事を書いたのは
【YO-KO先生!!】
趣味:英語学習
特技:翻訳
TOEICスコア:945点
英検:1級
子供英会話の講師も務める英語学習のプロでございます。
そんな私が、この記事では
英語力アップに確実に役立つ「シャドーイング」について
詳しく解説していきます。
取り入れるのが案外難しいシャドーイングですが
理解して段階を踏んで練習すれば確実にできるようになります!
いろんなワザを手に入れましましょう(^^)/
ぜひ楽しく最後までご覧ください!
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シャドテンの効果については
「シャドテンは効果ある?「意味ない」と言われる理由や損しない利用方法を徹底解説!」
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シャドーイングとは?
「シャドーイング(Shadowing)」とは、
英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のことです。
英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、
シャドーイングは、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるのがポイントです。
シャドーイングを取り入れた方がいい理由
シャドーイングが英語学習の方法として注目されている理由は、
ネイティブスピーカーならではの
「発音」「英語のリズム」「音の強弱」「イントネーション」などを改善し
より伝わりやすい英語を身につけることができるからです。
「聞く」+「発音する」を同時に行うわけですから難易度の高い学習法ですが、
ポイントをしっかりおさえて繰り返し練習することで
確実に英語スキルは上達していきます。
練習を重ねることで「リスニング力」「スピーキング力」「語彙力」の強化にも繋がります。
TOEICのリスニング対策については
「TOEIC【リスニング対策】スコア945点の私が対策と勉強方法を徹底解説!」
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シャドーイングの種類
シャドーイングにはその目的に応じて
「プロソディーシャドーイング」と「コンテンツシャドーイング」の2種類があります。
プロソディシャドーイング
プロソディシャドーイングとは、
プロソディ(prosody)とは、「韻律」のことで
発話のリズム、強勢、イントネーションなどの音声学的要素に軸足を置いた音読となります。
普段「シャドーイング」と言われる場合は一般的にこの「プロソディシャドーイング」を指すことが多いです。
プロソディシャドーイングの目的
プロソディシャドーイングの目的は
「聞こえてきた英語音声と全く同じ発音・イントネーションで正確かつ素早く復唱すること」
です。
プロソディシャドーイングの方法
プロソディシャドーイングの方法はシンプルで、
「聞こえてきた英語音声を復唱」するだけです。
もっとも意識するべきポイントは「音声に遅れないこと」になります。
音声に遅れてしまうとシャドーイングから単なるリピーティングに変わってしまい、
正確な発音・ニュアンスで復唱できなくなります。
そのため、できればテキストやスクリプトを確認せずに行うのがベストです。
視覚で言葉を確認してしまうと発音の正確性が損なわれることがあるためです。
プロソディシャドーイングでは文章の意味を理解することが目的ではなく、
英語の音をズレなく認識する「音声知覚」を高速化・自動化することが重要となります。
コンテンツシャドーイング
コンテンツ(contents)とは、「内容・中身」のことです。
コンテンツシャドーイングの目的
コンテンツシャドーイングでは
「文章の意味を理解すること」にトレーニングの目的が置かれています。
コンテンツシャドーイングの方法
流れてきた英語音声の意味を理解し
イメージを頭で思い浮かべることまでがコンテンツシャドーイングになります。
ただ流れきた英語音声を追うプロソディシャドーイングに比べて
意味の理解が求められるコンテンツシャドーイングはより強度の高く回転率が早い英語処理能力が必要になります。
そのため、コンテンツシャドーイングを効果的に行うには、
まずは「プロソディシャドーイング」で英語処理能力の基礎的な土台作りをする必要があります。
大切なのは、プロソディシャドーイングでまず正確に音を掴む力を身につけ
コンテンツシャドーイングにより掴んだ音の意味を考え頭でイメージするトレーニングを繰り返すことです。
この「プロソディシャドーイング」→「コンテンツシャドーイング」のプロセスに沿って
シャドーイングを行うことで、英語の処理能力は大きく向上していきます。
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シャドーイングのやり方
では、どのようにしてシャドーイングを行えばよいのでしょうか。
具体的な方法を以下で紹介します。
「リスニング」まずはテキストを見ずに全文を聞く。
①何の話題について話されているのか、ざっくりと全体の意味をつかんでみましょう。
「シャドーイング(1回目)」テキストを見ずに聞こえてくる英文だけを頼りにシャドーイングする。
②シャドーイングの音声は録音して、後で確認できるようにします。
途中でつまずいても止まらず次に進むことが大切です。
発音、イントネーション、リズムに注意しながらシャドーイングをしていきましょう。
録音した音声を確認
③自分のシャドーイング音声を聞いて、
発音できていなかったところ、ついていけなかったところ、英語のリズムやイントネーションなどを確認します。
発音できていなかった単語はもちろん
しっかり声を出してリズムの良い、抑揚のある読み方になっているでしょうか?
「トランスクリプト(テキスト)」を確認
④トランスクリプトを見て、
文章全体の内容やメッセージを把握したり、
聞き取れなかった単語やわからない単語の意味を確認します。
「シャドーイング(2回目)」テキストを見ずに録音もしながら2回目のシャドーイングに挑戦する。
⑤文章の意味や単語を確認した後なので、1回目よりもできているはずです。
また、1回目で声が小さかったり、抑揚がないシャドーイングをしていた場合は、
その点にも注意しながら練習すると効果的です。
慣れてきたら文章の意味にも意識を向けながら、練習を重ねていきましょう。
シャドーイングに期待できる効果
リスニング力の強化
シャドーイングの大切なポイントは
「聞こえてくる英語と全く同じ発音・スピードで繰り返すこと」です。
そのためにはとにかく集中して聞く必要があります。
繰り返し練習することで英語のスピードに慣れ、
これまで聞き取れなかった単語がわかるようになっていきます。
スピーキング力の強化
繰り返し聞いて発音することで、英語独特のイントネーションやリズム、
区切り方などを自然に身につけることができます。
また、スピーチの意味にも注意を向けて
あたかも自分がスピーチしているかのようにシャドーイングができるようになると、
スピーキングに対する苦手意識を克服できるだけでなく、
「相手に伝わる英語の話し方」が身につき、スピーキング力の向上に繋がります。
語彙力の強化
英文をそっくり真似するシャドーイングは自分で声に出しながら練習するので、
ただ単語だけを覚えるよりも、圧倒的な語彙数を身につけることができます。
ただし、そのためには意味のわからない単語はしっかりと調べることも大切です。
シャドーイングを取り入れるのに向いている人
リスニング、スピーキングが中級者以上
シャドーイングは難易度が比較的高い学習法と言われています。
スクリプトを見ずに行うため、
前提として高い語彙力や文法力、内容を理解するスキルを有している必要があるのです。
教材によっても難易度が大きく変わるため、自分のレベルに合った教材選びも重要です。
高度なリスニング力を身につけたい人
シャドーイングでは、一言一句を逃さないで聞き取る力が鍛えられます。
聞こえてくる英語を全てキャッチして、音声教材や相手の話すことを聞き取れるようになりたい人にお勧めです。
音声知覚の習得ができるため相対的なリスニング力向上も見込まれます。
ネイティブのスピード感に慣れたい人
ネイティブのスピードで話すためには、
口を早く動かして正しい英語で発音する練習が必要です。
シャドーイングを取り入れるのに向いていない人
「TOEIC600点以下・英検準2級以下」の人
一般に、英語学習初級者(TOEIC600点以下、英検準2級以下)には、
シャドーイングは難しいと言われています。
シャドーイングは、文章をある程度聞き取れる基礎的な語彙や文法の知識がないと成り立たないため、
英語初心者がいきなり取り組んだとしても、効果は薄いでしょう。
音声面での力のアップ、つまり、ネイティブの発音やイントネーションに近い発音ができるようにはなるかもしれませんが、
発している音の意味がつかめていないと、実際にコミュニケーションをとる際、あまり役立てることはできないからです。
基礎的な単語・文法の勉強が出来ない人
そのため英語学習初心者の人は
- 基本的な語彙力・文法力を身につける
- 同時に色々な音源を使用したリスニングをする
- 自分のレベルに合った英文を沢山読む
などを意識してしっかりとした基礎力をつけることを目指しましょう。
シャドーイングできるレベルではないがどうしてもやりたい場合のポイント
どうしてもシャドーイングにトライしたい場合には、
まずは「1~2行程度の短い英文」
そして意味をしっかり理解している英文を教材として使用してみてください。
シャドーイングの練習におすすめのアプリ
シャドーイングは「正しい発音」で「間違を直す」ことを繰り返し「自分の英語力に合った教材」で進めていかなければ効果は薄れてしまいます。
そこでぜひ取り入れるべきおすすめのアプリを紹介します!
シャドテン
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TOEICの運営団体が展開しているサイトになります。
無料で利用できるのでおススメです。
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地獄の英語リスニング・トレーニング
ナチュラルスピードの英語に慣れたければ
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シャドーイングについての間違った考え方
「シャドーイング(Shadowing)」は、
英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のことです。
ポイントをしっかりおさえて繰り返し練習することで、
確実に英語スキルは上達していくはずですが
「聞く」「発音する」を同時に行うわけですから、
難易度はやや高いとされる学習法です。
この記事では、「シャドーイング」についての間違えた考え方をいくつか紹介したいと思います。
読解力・語彙力アップを目的に行う(×)
シャドーイングには、
意味を意識することなく聴こえてきた音声(発音、抑揚やアクセント)を復唱することに意識を集中して行う「プロソディ(韻律)シャドーイング」と
音声だけではなくその意味にも意識を傾けながら行う「コンテンツシャドーイング」の二通りがあります。
順序的には
①「プロソディシャドーイング」で正確に音を掴む練習をする
②「コンテンツシャドーイング」で聞き取った文章の内容も同時に頭の中でイメージ出来るようにする
③聞き取った情報を処理していけるようになることを目指す
ここで初めて、間接的に、読解力、語彙力のアップが期待できるようになってきます。
そのためシャドーイングを通して
「読解力」「語彙力」のアップを目指すというのは、遠回りの練習となってしまいます。
読解力、語彙力をアップさせるためには、
それぞれの目的に合わせた別の学習方法を取り入れましょう。
全英語学習者が取り組むべき(×)
一般に、英語学習初級者(TOEIC600点以下、英検準2級以下)には
シャドーイングは難しいと言われています。
シャドーイングは、文章をある程度聞き取れる基礎的な語彙や文法の知識がないと成り立たないため
英語初心者がいきなり取り組むことは難しいのです。
英語学習初心者の人は、
- まずは基本的な語彙力・文法力を身につけること
- 同時に自分が理解できるレベルの内容の音源を使用したリスニングをすること
- 自分のレベルに合った英文を沢山読むこと
などを通して、しっかりとした基礎力をつけましょう。
使用する教材は映画やドラマでもOK(×)
「情報を正確に伝えること」を目的としたニュースや講義、教材などと比べ
映画やドラマは「エンターテイメントとしての面白さ」を目的に制作されています。
そのため、ストーリーの背景である土地や年代、また登場人物の世代や属性などによって
実に様々なイントネーション、アクセント、そしてスラングなどが登場します。
また、話すスピード、話の展開がついていけないほど速かったり、
日常会話では使うことのない専門用語が頻出したり、
崩れた文法を使用していたり、
時には登場人物がティーンエイジャーなので40代の自分がそのまま真似をすると違和感がでてしまうこともあります。
日本語でも、実年齢に合わない言葉を使うと、ちぐはぐな印象を与えてしまいますよね?
もちろん映画やドラマによってはシャドーイング教材として向いていて、
おすすめのものもありますが、どんなものでも使用できるわけではない点に注意しましょう。
シャドーイングはなぜ必要なのか?
リスニング力向上に役立つから
聞こえてきた英語をそのまま即座に復唱するシャドーイングのトレーニングは
リスニングのプロセスのうち
【音声知覚(耳から入った音声を分析して「何を言っているのか」を把握すること)】
に焦点を当てたトレーニングとなります。
まずは聞こえてきた英語の意味はいったん置いておいて
とにかく聞こえてきた英語をそのままの音ですぐに正しく復唱することを繰り返すことで
時間をかけて考えなくても瞬時に再生することができるようになります。
日本人が英語のリスニングを苦手とする理由は
「音声知覚」に問題があるケースが多いので
シャドーイングはリスニング力の向上に役立つトレーニングといえます。
手軽にアウトプットの練習ができるから
日常生活で英語で話す機会が圧倒的に少ない日本では
シャドーイングは「アウトプットの良い機会」になります。
教材や、音源に続いて影のように声を出しながら発話しますので
お手本通りのイントネーションの高低、アクセントの強弱、音声変化などを確認しながら発話練習をすることができます。
シャドーイングにより鍛えた正しい発音やリエゾン、スピード、イントネーションなどを活かし
より流暢で綺麗な英語を話すことができるようになります。
ネイティブの英語を正しい発音でシャドーイングするためには
かなりのスピードで口や舌を正しい形で動かす必要もありますので
シャドーイングが結果としてスピーキングの実行トレーニングにもなるということです。
正しい語順が理解できるから
英語と日本語の最大の違いのひとつは、「語順」です。
シャドーイングでは、英語の語順そのままに音源を追いかけていきますので
英語の語順で発話する練習ができます。
練習を重ねていくことで、英語の語順のルールが身についていくことも期待できます。
正しい文法で話す練習ができるから
自分で考えながらの発話の場合、
前置詞は何がふさわしいか、適切な語彙はなにか、
など、瞬時には思い出せないこともよくあるもの。
それが原因で言葉に詰まり、沈黙に焦る。。。
といったことも良く起こりますが、
シャドーイングであればお手本となる音源を追いかけていくことができので
「正しい文法で話す」という事の練習もできていると言えるのです。
シャドーイングをするときの注意点
自分のレベルにあった教材、音源を選ぶ
聞き取ることのできない音声は、再現することができません。
そのため、シャドーイングの教材を選ぶときは、
自分のレベルに合った教材を選びましょう。
聞いてみて、内容が8〜9割程度わかるものが良いです。
スムーズにできるようになるまで何度も繰り返してみる。
初めて聞いた音源を、その場でマンブリングしてみましょう。
・マンブリング
シャドーイングに慣れないうちは、自分の声は小さめに
音源を聞きながら口の中でブツブツつぶやいてみましょう。
これを「マンブリング」と言います。
「シャドーイング=音源にかぶせるようにして自分で発話していく」
というトレーニングですが、音声をいきなりシャドーイングしようとすると、
自分の声が邪魔になってリスニングがやりにくいものです。
マンブリングは口の動きが最小限ですむので音声についていきやすく、
自分の声に邪魔されることも少なくてすみますので
慣れないうちはぜひ取り入れてみて下さい!
・やりっぱなしにしない
シャドーイング自体は、気軽に取り組めるトレーニング方法ですが、
「やりっぱなしにしない」ことがとても大切です。
音源を聞く、それを自分で再現する、その過程で、「聞き取れない」「再現できない、しにくい」部分が必ずあるはずです。
そのポイントを少し深堀りして、聞き取れない理由について、
・単語自体を知らないのか?
・音声変化についていけていないのか?
・スピードの問題なのか?
など、原因をはっきりさせていくことで、
自分の弱点が明らかになり、対策を立てることができます。
毎回、「振り返り」の時間は、必ず設けるようにしましょう。
シャドーイングのメリット・デメリット
【メリット】
①リスニング力が鍛えられる
シャドーイングでは、リスニング力が鍛えられます。
なぜなら、再現するために、細かなところまで集中して聞ききる習慣ができてくるからです。
またシャドーイングでは、聞き取った音声をすぐに発話しなければなりませんので、
集中してリスニングをすることができます。
②スピーキング力が鍛えられる
シャドーイングでは、スピーキング力が鍛えられます。
シャドーイングを行うには、英語を発話しなければなりません。
英語を発話する機会が少ない日本では、
シャドーイングをすることで、日本人英語学習者に不足しがちな、
英語を発話する機会を確保できます。
③発音が鍛えられる
シャドーイングでは、発音も鍛えられます。
英語ネイティブのナレーターの後に続いて英語を発音するからです。
同様に、英語ネイティブと同じリズム、抑揚、スピード感で英語を話す練習もできます。
【デメリット】
①英語初心者にはおすすめできない
シャドーイングは、英語初心者には難しい学習法になります。
なぜなら英語初心者がシャドーイングをしようとすると
分からない単語や文法が多く
「ただ何となく」聞こえてくる音声をおいかけていくだけになってしまう可能性があるからです。
なんとなく音声を追いかけるだけでは
リスニング力もアップしませんし
単語と正確な発音を結びつけながら発話していくこともできません。
まったく意味がわからない状態でのシャドーイングは
途中で力尽きてしまったり、モチベーションがなくなったりします。
シャドーイング用の英文は「8割程度は理解できるもの」が良いです。
教材は、80%以上理解できるものを選びましょう。
少し簡単すぎるくらいの教材を選ぶことがおすすめです。
②シャドーイングだけを使用した英語学習は効果が少ない。
「英会話ができるようになりたい」
ということはつまり、
「自分の頭の中の考えを英語で言語化できるようになりたい」
ということです。
暗記したり、音だけを追いかけてシャドーイングの練習をして
練習時のターゲット文章が流暢に話せるようになったとしても
それが「総合的な英会話力があがった」ことにはならないといえます。
つまり、「シャドーイング」には
「英語の音声面での学習効果」があり
「リスニング力が底上げされる」という良い側面はもちろんありますが、
これを軸に英語学習をしていても
自分の考えを英語でどんどん発話できるようになる状態は遠い、
ということです。
そのため、シャドーイングはあくまで補助的な学習法の一つと考え、
他にも沢山の英文を読む、聞く、語彙学習をする、文法学習をするようにしましょう。
そして実際に「英語で話す機会を積極的に持つ」ことを心掛け
色々な側面から英語学習をしていきましょう。
シャドーイング初心者が知っておきたいコツ
コツ1. 正しい発音がわからない単語の音マネをしない
正確な発音をしらない単語を耳からだけの情報に頼って音真似をすると
誤った発音や、違う意味の単語と紐づけて覚えてしまう可能性があります。
「知らない単語」は「正しく読むことができない」ものです。
音だけをまねるのではなく
「聞いたことのない単語だな」と思ったら
その時にその単語の意味と発音を調べるようにしましょう。
そして何度も口に出して音に耳を慣らしながら
最後にノートに記録していく、ということをおすすめいたします。
そうすることで、正しい発音はもちろんのこと、語彙力もアップしていくことでしょう。
コツ2. スクリプト(原稿)を見るのは最小限に
シャドーイングの際に大切なことは
「聞こえてきた音を正確に再現していくこと」です。
原稿を見ると、「聞こえてきた音」ではなくて
「目から得た情報を声に出している」状態になります。
「耳と口」ではなく「目と口」がつながってしまうことで、
リスニング力アップの効果は薄れます。
スクリプト(原稿)を見るのは最小限にとどめましょう。
コツ3.毎日違う音源で実施しない
ある一定期間は、毎日できるだけ同じ音源で練習することも大切です。
毎日違う音源を使うと、意味把握、音声把握、スピード、再現性など
あらゆることで消化不良が発生します。
音源についてはある程度おなじものを繰り返し使用したほうが
吸収力が高く、効果的といえましょう。
コツ4.自分の音声を聞き直す
自分の音声を聴きなおすことは、とても効果的な練習法になります。
教材ではなく、自分の発話を聞くことで
自分に独自の「くせ」「間違い」「できないこと」
逆に、思ったより「できていること」「強み」「特徴」などが把握できるからです。
たとえば
「スピードにはついていけていないけれど、発音が思ったより綺麗だった」
「発音はまだまだ日本人のクセが強いが、正確に再現できている」
などのような事に気づくことが出来ます。
自分独自の課題や気づきの宝庫である
「自分の音声の録音」は、是非活用してください!
まとめ
英語学習に「シャドーイング」という練習方法がとても有効なこと伝わりましたか?
シャドーイングを取り入れるには、まず基礎的な英語力が必要になってきます。
一つ一つ順番に目標をクリアしながら学習のレベルを上げていってください!
現在シャドーイングは大変人気の学習法と言えます。
そして人気があるということは
ある程度の効果が期待できる学習法、ということでもあります。
正しいやり方をマスターして、英会話の達人を目指しましょう!
初心者の英語学習にもお勧めの「スラッシュリーディング」という学習方法。
「スラッシュリーディングのやり方はこれ!メリットや弊害を理解して正しく取り入れよう!」
この記事で詳しく解説していますので、いきなりシャドーイングは難しそうな場合は是非取り入れてみて下さい!
応援しています!!