英語の資格というと「TOEIC」という言葉をよく聞くけれど
TOEICとはいったいどんな資格なのかしら。
就職活動に有利になる資格を取りたいけれど
英検とTOEICどっちの勉強をすればいいのか分からない!
TOEICを持っていても英語の実力は大したことないって聞いたことがあるけど
本当なのかしら?
こんなお悩みはありませんか?
この記事では、基本的なTOEICの全貌について詳しく解説していきます。
もし英語の資格取得に興味があるのに分からない事がいっぱいでお困りでしたら
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
【yo-ko先生】
趣味
・英語学習(英検1級・TOEIC945点保持)
・英語翻訳
子供英会話講師としても活躍中。
英語学習に関してはプロでございます。
TOEICは対策をしっかりしていれば高得点を狙うことも可能です!
TOEIC945点保持の私が
TOEICのとは英検など他の資格と比較して一体どんな資格なのか、
詳しく徹底的に解説していますので
どうぞ、参考にしてください!
TOEICとは?【概要】
2021年度のTOEICプログラムの総受験者数は、約230万人となりました。
今やTOEICは英検と並び、
英語学習をする人にとってはかかせないメジャーな試験になっています。
TOEICは世界160か国で採用されるグローバルスタンダードの試験であり、
オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定することから、
学校や企業で英語力を評価するために使用されるケースが増えています。
それは、TOIECのテスト結果は合否ではなくスコアで判定され、
スコアの正確性・客観性も評価に使用しやすいことが人気の理由と考えられます。
なお、TOEICとは、「トーイックまたはトイック」と読み、
Test Of English for International Communicationの略となります。
約200のテストプログラムを開発している、
アメリカのETSという世界最大の非営利テスト開発機関によって、開発・作成されています。
日本では「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)」がテストの実施・運営をしています。
また、 TOIEC Programには2つの種類があり、
それぞれのテストで4技能のスキル(聞く・読む・話す・書く)
を測定することができます。
・TOEIC Tests:日常生活やグローバルビジネスでの場面を想定した幅広い内容となっている
・TOEIC Bridge Tests:英語初・中級者に合わせて基本的な英語力を測定するため、より身近な日常生活を題材に基本的な英語力を測定
「TOEIC Listening & Reading Test」と「TOEIC Speaking & Writing Tests」
の公開テストを同一年内(1~12月)に受験し、一定のスコアに到達した場合は、
「IIBC AWARD OF EXCELLENCE」の表彰状が贈呈されます。
TOEICとは?実は5種類の試験がある
TOEICと一言でいっても、じつは5種類のTOEICが存在します。
先ほど説明した2種類のTOIEC Program
・TOEIC Tests:日常生活やグローバルビジネスでの場面を想定した幅広い内容となっている
・TOEIC Bridge Tests:英語初・中級者に合わせて基本的な英語力を測定するため、より身近な日常生活を題材に基本的な英語力を測定
これらそれぞれに、
Listening &Reading Test とSpeaking &Writing Test
※(TOEIC TestsのみSpeaking Testが存在します)に分けられ、
これらのテストを組み合わせることで、
4技能のスキル(聞く・読む・話す・書く)を測定することが可能です。
【TOEIC Tests】3種類
基本のTOEICの試験といえば
こちら「TOEIC Tests」になります。
1) TOEIC Listening & Reading Test
受験者数が最も多く、一般的に「TOEIC」と呼ばれるのは、このテストになります。
TOEICの中で、どれを受験するか迷った場合は、このテストを受験するとよいです。
試験時間 |
・リスニングセクション(45分、100問) ・リーディングセクション(75分、100問) 合計約2時間、200問の長丁場の試験です。 |
テスト形式 | マークシート形式 |
テスト結果 | 10~990点 |
開催頻度 | 年間を通して、ほぼ毎月開催されており、午前・午後のどちらかを選択できます。 |
受験方法 | 基本的には、指定会場にて受験です。申し込み時に「受験地」を選択することはできますが、「試験会場」を指定することはできません。試験会場(会場名・所在地)は、受験票で通知されます。 |
受験料 | 7,810円 |
※受験地別でテスト日程が異なるため、自身の受験希望地の試験スケジュールを確認しましょう。
※受験申込の半年後から3か月間に、実施の公開テストのうち1回が割引価格で申し込みできます。
繰り返し受験を検討されている方は、割引価格の間に受験するとお得です。
2)TOEIC Speaking &Writing Test
こちらはスピーキングとライティングの特化したテストになります。
試験時間 |
・スピーキング約20分間 ・ライティング約60分間 |
テスト形式 | パソコンとヘッドセット使用 |
テスト結果 | 各テスト0~200点 |
開催頻度 | 毎月1回、日曜の午前・午後に1回ずつ実施 |
受験方法 | 申し込み時に選んだ試験会場で受験。 |
受験料 | 10,450円 |
※受験者は、会場に設置してあるパソコンを使用します。
ヘッドセットを装着してパソコン画面の指示に従って、
音声を吹き込んだり、文章を入力したりして、解答します
3)TOEIC Speaking Test
こちらはスピーキングだけのテストとなります。
試験時間 |
スピーキング約20分間 |
テスト形式 | パソコンとヘッドセット使用 |
テスト結果 | 各テスト0~200点 |
開催頻度 | 毎月1回、日曜の午前・午後に1回ずつ実施 |
受験方法 | 申し込み時に選んだ試験会場で受験。 |
受験料 | 6,930円 |
「TOEIC Speaking & Writing Test」より受験料をおさえることができます。
英会話レッスンの成長具合や、
自分がどれくらい話せることができるのかを定期的にチェックするために受験する方が多いです。
【TOETC Bridge Tests】2種類
TOEIC Testsより問題やテスト時間が半分で設定されており、
リスニングスピードはゆっくり話されています。
内容についても、「英語学習初級者から中級者」を対象として、
日常生活に関する内容となっています。
それゆえ難易度が下がるため、
いきなりTOEICを受けることに不安があるとか、
英語の勉強を始めたばかりで、
まずは基礎の英語力の確認がしたいという人にはおすすめのテストです。
ハードルは低いので受験しやすい一方で、
Bridgeテストの点数を履歴書等でアピールするのは難しく、
アピールする場合はTOEIC Testsとの両方の提出が必要となることが多いです。
1)TOEIC Bridge Listening & Reading tests
試験時間 |
・リスニング約25分間 ・リーディング35分間 |
テスト形式 | マークシート方式 |
テスト結果 | 30~100点 |
開催頻度 | 年4回 |
受験方法 | 全国22受験地で受験 |
受験料 | 4,950円 |
2)TOEIC Bridge Speaking & Writing test
試験時間 |
・スピーキング約15分間 ・ライティング約37分間 |
テスト形式 | パソコンとヘッドセットを使用 |
テスト結果 | 30~100点のスコアで評価 |
開催頻度 | 年4回 |
受験方法 | 全国12受験地で受験 |
受験料 | 9,350円 |
以上が、5種類のTOEICの紹介です。
紹介したとおり、はじめの一歩としての受験として
「TOETC Bridge Tests」を活用することも有効ではありますが、
最終的には TOEIC Listening & Reading Test のスコアが必要になることから、
最初から TOEIC Listening & Reading Test を受けてみることがおすすめです。
割引などを利用しながら定期的に受験して、高スコアを狙っていきましょう。
TOEICとは?英検・TOFELと何が違うか比較!
TOEICとは、先ほど説明した通り英検と並ぶ、
英語学習者にとってはかかせない主要な試験です。
TOEICは世界160か国で採用されるグローバルスタンダードの試験であり、
合否ではなくスコアで判定されます。
それでは、そんなTOEICですが
具体的に英検・TOEFLとどう違うのか詳しく解説していきます!
TOEIC・英検・TOEFLの違いとは
TOEIC・英検・TOEFL、はいずれも英語の能力を評価する試験ですが
内容、形式、目的は異なりますので、それぞれの違いをまとめました。
めざすべき英語資格の選び方
TOEIC、英検、TOEFLのどれを選ぶかは、その結果をどのように使いたいかで異なります。
TOEICを選ぶ目的
TOEICは、ビジネス環境での英語使用能力を評価します。
そのため、目的が企業へのスコア提出や自分のビジネス英語のスキルを評価したい場合は、
TOEICを選ぶとよいでしょう。
就職活動や転職の際に有利になる事があるので
時間がある大学生までの間に高得点を狙うのがおすすめです。
英検を選ぶ目的
英検は日常からビジネスや学術的なトピックまで幅広い範囲の英語能力を評価します。
TOEICとは異なり、スピーキングとライティングを含む4技能のスキルを評価できるので、
総合的な英語能力を評価したい場合に選ぶとよいです。
また、日本国内での認知度も高いこと
レベルにあった級を受験し合否で判断されるため
試験として受けやすい印象はあります。
TOEFLを選ぶ目的
最後にTOEFLは大学レベルの学術的な英語に関するスキルを評価します。
そのため海外の大学へ進学したい人にとっては有用です。
とはいえ、日本国内でTOEFLを受験する人は、
TOEICや英検に比べては少ないため、
参考書・問題集の出版数は少ないため、勉強には工夫が必要となります。
以上がTOEIC、英検、TOEFLの違いとどの試験を選ぶべきかの紹介です。
日本国内では英検の認知度は高いため、
学生の間に合格しておくこともおすすめですし、
もしTOEICの問題形式が合わない場合や、
4技能のスキルの評価が欲しい場合も、英検を受けることもよいでしょう。
くり返しになりますが、それぞれの試験の目的を理解したうえで、
それぞれの試験対策を考えて勉強をすすめることが重要となります。
TOEICとは?就職・転職・昇進に有利に働く資格
TOEICの結果がスコア形式で出されることから、
先にも説明したように
英語のビジネスコミュニケーションのスキルを客観的に評価する有効な指標になります。
そのため、TOEICスコアは、就職、転職、昇進の武器になると言われています。
現在、さまざまな分野でグローバル化が進んでいるため、
英語のスキルをもつ人材を求めてTOEICスコアを重視する企業が増えてきています。
就職や転職を考えている場合、
以前に比べてTOEICスコアは重要なアイテムになります。
また、昇進・昇格に関しても、企業によっては基準が異なりますが、
基準が設けられていることがあります。
TOEICのテスト内容自体がグローバルビジネスに特化している点から、
TOEICのスコアをもつことは英語でのビジネスコミュニケーションのスキルをもつ人材とみなされます。
グローバル企業や海外取引をしている企業では、
英語での・社内コミュニケーション・グローバルプロジェクトへの参加・海外出張など、
英語を使う機会が頻繁にあります。
日々の業務の大半を英語のみで過ごすケースも少なくありません。
英語の使用頻度の高まりにより、
採用や昇進の基準としてTOEICスコアを評価の一部として使用しています。
また、TOEICのスコアをアップさせるには「継続的な勉強」が必要になります。
そのため、TOEICのスコアを持つことは
こつこつと努力ができるということや自分の学習能力をアピールできます。
では、TOEICのスコアがありさえすれば良いかというと、そういうわけでもありません。
すべての企業や職種で必ずしも重視されるわけでもありませんし、
英語の能力だけで他のスキル、経験やパーソナリティが重視される場合もあります。
とはいえ、希望する企業によっては
TOEICスコアを評価基準の一部にしている企業を希望したり
その企業での昇格・昇進を希望したりする場合において、
一定以上のTOEICスコアを保有していることは有効な武器になると言えるでしょう。
TOEICとは?点数によりアピールできるレベルが変わる
TOEICは、英語力を証明する国際的な試験ですが、
具体的にどの程度のスコアがアピールになるのでしょうか。
TOEICはビジネスシーンでスコアが評価されることが多く
主にTOEIC(L&Rテスト)のスコアを提出します。
アピールできるスコアは600点から
アピールできるスコアは、企業、職種、職位によって異なります。
一般的には履歴書に記載できるのはTOEIC600点からと言われています。
英語を使う職種では700点以上で
英語のみで業務をするような外資系企業の中には800点以上
を必須条件としている場合もあります。
海外赴任や昇進でのスコア基準
昇進についても、企業によって基準は違いますがスコア基準が設けられています。
700点以上を目安に評価されることが多いです。
さらに、英語を使う機会が増える海外赴任の場合は850点以上となります。
平均的なスコアはどれくらい?
TOEICの公式ホームページによるとトータルスコア分布の平均スコアは611点です。
600点以上あれば、標準以上の英語力があるとみなされ、
業務に支障のない英語力を持っていると言えます。
TOEICのスコアは、その用途や目的によってアピールできるスコアが変わります。
よって、TOEICのスコアをアピールポイントとして使用したいと考える場合は、
どれくらいのスコアが必要なのかを事前に確認しておくとよいでしょう。
TOEICのスコアは高いけど英会話が苦手なことがあるのは本当
OEICは英語力を客観的に評価する指標である一方、
「TOEICのスコアが高い」ということと「英会話ができる」
ということは、一致しないケースがあります。
理由としては以下が考えられます。
TOEICはリスニングとリーディングに特化しているから
TOEICの試験は、リスニングとリーディングに対する試験のため、
英会話に必要なスピーキングの要素が入っていないためです。
英会話ができるようになるには、
インプットとおなじくらいアウトプットが必要になります。
TOEIC対策のリスニングとリーディングの勉強だけをしている場合は、
インプットは十分であるため高いスコアは取れますが、
英語を話すことが不慣れなためうまく話せないケースが出てきます。
TOEICの教材が聞き取りやすく作られているから
TOEIC用のリスニング教材や本番環境で話される英語の発音やスピードは、
比較的聞き取りやすい丁寧な話し方で録音されています。
実際の英語を話す人々と話す場合、彼らはさまざまな発音やスピードで話すため、
ついていけずに聞き取れないということもあります。
TOEICはビジネス向きに作られているから
TOEICで出題される問題の傾向は、ビジネス向きの問題が多くなります。
リスニング・リーディングともにニュース・広告やビジネスシーンを想定しています。
しかし実際の英会話ではビジネスシーンでの会話以外にも、
趣味・天気・休日の過ごし方などのスモールトークを話す機会が多くなり、
TOEIC学習では学ばなかったフレーズを使用することになります。
よって、会話についていけず気後れしてしまうことから、
英語が話せなくなってしまうこともあります。
ですので、TOEICで高いスコアをとることは重要ですが、
TOEIC対策のみを勉強して英会話を練習していなかった場合は、
実践では話せないということになってしまいます。
それゆえ「TOEICのスコアが高くても英会話ができない」と言われることがあります。
それではTOEICのスコアが高いことは英会話にとって無意味なのか、
と言えば、そうではありません。
TOEIC学習で学んだリスニングスキルは実際の英会話における理解の助けになりますし
リーディングで学んだ文法や文章の構成も、話すための基本的なスキルとして有用です。
ですので、TOEIC学習に慣れてきたら、
アウトプットの練習も追加することを検討してみるのもよいでしょう。
アウトプットは、シャドーイング、ひとりごとや英語日記など独学でできるものもありますし
オンライン英会話レッスンを受けてみるのもおすすめです。
TOEIC学習とアウトプットの練習を組み合わせることで、英語のスキルが向上できるでしょう。
TOEICとは?初心者向けのおすすめ学習法
TOEICの学習方法をご紹介します。
TOEIC対策には模擬試験を解く
まず初めに、一度も受験したことのない人は、
現時点での自分の英語力を把握するために、
公式問題集などの模擬試験を使って本番どおりに時間を測って解きます。
また、受験経験のある人でも現状の英語力を再認識する目的で、
勉強の開始前には最初に模擬試験を解きましょう。
現時点をベースラインとして、
目標の点数に向けてあと何点必要なのか把握することができます。
また、最初に模擬試験で問題を解いておくことによって、
出題傾向を知ることや、自分の得意・苦手パートを知ることができます。
実際に2時間の時間を確保して解くことはハードルが高いかもしれません。
しかし、現在の英語力を知る以外にも、
時間配分の重要性を理解したり、長時間英語を聞き・見続けることの疲労感を味わったりすることもできます
目標を明確にしめざす点数を決める
いきなり最初から高得点を狙うことは難しいかもしれませんので
何度か受験しながら弱点を克服しつつスコアアップを狙います。
最終的に800点~満点を目指すとして、
最初は自分のレベルから無理のないスコアを目標とします。
受験スケジュールを決める
スコアを100点アップさせるには、300時間の学習が必要と言われています。
それは、毎日3時間勉強しても3か月以上かかる計算になります。
それでは、じっくり時間をかけて勉強したらよいかというとそうでもありません。
目標の受験日をかなり先に設定してしまうと勉強にかける期間が長くなり、
モチベーションが保てない可能性があります。
ですので、目標とする試験月は2か月後または3か月後に設定し、
短期集中するのがおすすめです。
なお、テスト結果の公式認定証が届くまで1か月近くかかるので、
スコアを提出する時期が決まっている人は、
その期間も考慮して受験スケジュールを決めるようにしてください。
学習方法を選択する
主なTOEIC学習法は以下となります。
・TOEIC用のアプリ
・TOEIC用のスクールや対策講座
TOEIC対策のためには、
かならずTOEIC用の参考書・問題集やTOEIC用のアプリを使うようにします。
例えば、中学・高校文法を復習する目的で英文法の復習本などを参考にするのもよいですが、
参考程度に留めます。
それよりも試験の傾向に慣れるためにも、
TOEIC用の問題を使用して文法の勉強を進めていくことが基本です。
また、参考書・問題集やTOEIC用のアプリの充実により、
独学でも十分にスコアアップは狙えます。
しかし、短期間でスコアアップしたい人や試験対策のテクニックが必要になってくる人は
TOEIC用のスクールや対策講座を受けてみるのも一つの手段となります。
スクールや対策講座を利用することで、独学では無理だと感じる人でも、
受講することでモチベーションを保てます。
以上が初心者の皆さまへおすすめの学習方法でした。
はじめにテストの出題傾向と現在の英語力を知り、目標設定と学習計画を立てます。
そこで一番重要となることは、諦めずに継続することです。
TOEICの勉強はモチベーションが続かないと言われることが多いですが、
こつこつと継続して勉強することで、目標とするスコアを得られることができます。
TOEICとは?スコアがすぐに上がる人の特徴
TOEICのスコアがあがるスピードは、人によって異なります。
なぜなら、その人々がおかれている状況が異なるからです。
以下に詳しく説明していきます。
TOEICスコアがあがる速さと理由
例えばいままで英語の勉強をしてこなかった人が
TOEICをうけて、その後に英語の勉強を始めてから、
2回目を受けた場合は、スコアがぐっとあがる場合があります。
一方で、何度もTOEICを受験していて、
目標間近だったり、停滞期の最中であったりする人だと
スコアのあがりが緩やかか、もしくは下がってしまうこともあります。
初めてTOEICを受験したときは、
テストの形式、量やスピードに不慣れなために
本来の点数より100点ほど低い結果になってしまうこともあります。
その後、少しTOEIC用のトレーニングをした後、
2回目に受験したときに100点以上あがるケースもみられます。
それゆえ、TOEICのスコアのあがるスピードは、
いままでの英語の勉強量やTOEICの受験経験に影響されます。
TOEICのスコアをすぐに上げたい場合にやるべきこと
TOEICのスコアをすぐに上げたい場合は、
勉強時間をしっかり確保してTOEICにむけての対策を考えて勉強しましょう。
勉強しましょう、というのは当たり前のように思えますが、
TOEIC対策にとっては有効な手段です。
TOEICのスコアは100%英語力と直結するわけではありません。
よって、勉強した分だけ伸びる試験と言われていることもあり、
適切な対策と勉強時間が重要となります。
TOEICの試験傾向になれることが、非常に重要となります。
頻出の単語や文法や、よく出題される会話や長文のパターンがありますので、
TOEIC向けの参考書・問題集を使って勉強してください。
たくさん問題を解くことで、それらが自然に身について解けるようになり、
自信にもつながります。
自分の弱点を知ることもでき、弱点強化の勉強をすすめることもできます。
また、何回かTOEICを受験することも有効です。
参考書・問題集では味わうことのない、試験会場での緊張感や、時間配分に慣れておくことも必要です。
会場では音声がスピーカーから流れてくるため、
自宅でCDやパソコンから流れてくる音声とは少し異なる感じがします。
また、周りの人がページをめくる音や、問題を解答してマークシートに書き込んでいる音も、
意外に気になることもあります。
ですので、そのような状況にも慣れておくとよいでしょう。
しかし、TOEICスコア取得の目標が、期限が決まっているなどの理由で、
すぐにスコアを上げなければいけないということもあるでしょう。
そのような場合には、
TOEIC専用の対策コースや講座を受けることも一つの手です。
問題の傾向を熟知した講師が指導してくれるので、
ひとりで対策や傾向を考えるよりは効率的です。
ですので、期限が決まっている場合は
このようなサービスを利用することも考えてみるとよいでしょう。
TOEICのスコアをすぐにあげたい場合は、
勉強時間を確保してしっかり対策に取り組みましょう。
TOEICのスコアがすぐにあがるかどうかは、個人によって異なります。
しかしながら、スコアのあがるスピードを気にしすぎる必要はなく、
継続した勉強を続けていることで、スコアはあがってきますので、
勉強時間をしっかり確保して続けていくことが必要です。
最終的には、目標をもって継続した学習をつづけることで、スコアはあがっていくでしょう。
TOEICのスコアが停滞したときに学習方法を見直すポイント
TOEICのスコアが停滞したときには、
目標にあった学習ができているかどうかを確認する必要があります。
TOEICのスコアが停滞する原因は人によってさまざまではありますが、
目標にあった学習ができていないケースが多く考えられます。
学習方法の見直しのポイントとしては以下のとおりです。
TOEIC対策に直結した教材を使用して勉強している?
TOEIC対策に特化した教材を使わず勉強を続けている場合、
スコアが思うようにあがらないことがあります。
TOEICは英語力と同時に問題を解くテクニックも必要となる試験です。
ですので、まずはTOEIC対策に特化した学習方法ができているかチェックしてみましょう。
・TOEIC用の参考書・問題集
・TOEIC用のアプリ
・TOEIC対策のスクール、対策講座
・大学受験用の問題集
・英会話レッスン
・洋画・洋楽を英語で観る
目的やレベルが自分に合っているのか確認する
自分のレベルに比べて難しすぎる教材を使うと、
基本的な学習ができずに得点源となる問題を落としてしまう可能性があります。
それとは逆に、自分のレベルより簡単すぎる教材の場合は、
今よりも知識が増えずに正解数があがらない可能性があります。
自分の現在のレベルを知るには、
定期的に公式問題集などの模擬試験でチェックして、
目標の点数と教材を見直すとよいでしょう。
また、目的に沿って学習することも重要です。
たとえば、TOEIC リスニング・リーディングの受験を予定しているのに、
英会話で英語を話すレッスンばかりしている場合も目的にあっていません。
英会話は上達するかもしれませんが、
TOEICでのリスニングやリーディングのスコアアップには遠回りになってしまうかもしれません。
その他にも、リスニング(パート1~4)が苦手なのに、
リーディングセクション(パート5~7)ばかりを勉強していても、
リスニングセクションのスコアがあがらず、全体のスコアアップには繋がりません。
レベルや目的にあった勉強ができているかどうかを見直すことが重要です。
しっかり必要な勉強時間を確保できているか確認する
適切な教材を使っていても、週に1回で10分程度しか勉強していないと、
継続的にスコアアップしていくことは難しいでしょう。
どれくらいの学習時間をとると、どれくらいのスコアアップになるかは
人それぞれのレベルによって異なってきます。
しかし、勉強せずにスコアがあがるということはありませんので
一度、勉強にかけている時間を見直してみることをおすすめします。
とはいえ、TOEICの勉強は地味でコツコツと継続することが必要となるので
ときにはサボってしまったり、モチベーションが下がったりします。
ダイエットとも似ていて、学習初期にはすぐに効果がでてスコアアップすることはできますが、
停滞期が訪れることはよくあることです。
そんなときは、いったん勉強を休憩してみてもよいでしょう。
一息ついて、TOEICを受けてみようと考えたときの目的を思い返してみてください。
TOEIC学習は、続けていくことに大きな意味がありますので、
気持ちが回復したら、再開したらよいのです。
もし、ひとりで学習を続けることが難しいと思う場合は、
スクールや対策講座に頼ってみてもよいですし、
学習仲間を作って励ましあうこともよいでしょう。
スコアが停滞したときは、教材・目標・勉強時間を見直すことをおすすめします。
少し休んだとしても、諦めずにしっかり勉強の時間を確保し、
継続することで、スコアアップはできます。
TOEICとは?スコアが下がったときの対策2step
まず、TOEICのスコアが下がったとしても、あまり気にしすぎる必要はありません。
その次に、スコアが下がったという事実だけを受け止め、
新たな気持ちで、勉強方法と当日のテストを振り返って、
気持ちを切り替えて次のテスト対策を考えていきましょう。
あまり深く気にする必要がない理由は、
TOEICのスコアは正答数の単純な足し算ではなく、
統計敵処理によって算出されるからです。
1問あたりの点数は一定ではなく、
問題ごとに受験者数を集計して、テストが終わってから配点します。
ですので、同じ正解数であったとしても、
まわりの受験者のレベルによって変わっていきます。
なので、TOEICのスコアは受験回によって、
ある程度の上下を繰り返すものだからと割り切りましょう。
また、合否で決まる試験でもないので、気にしすぎる必要はありません。
気にしすぎなくてはよいものの、やはり高いスコアは取りたいものです。
そのためには、TOEICのスコアが下がった原因を振り返ってみて、
次回のスコアアップにつなげていきましょう。
step①自分の苦手なところを把握する
TOEICのテスト結果には、どのセクションが弱点だったかのフィードバックが記載されています。
そのフィードバックから、当日の振り返りとともに、自分の弱点を把握してみましょう。
・音声が聞き取れなかった
・音声を聞き取りながら問題文・解答文を読めなかった
・文法が、勉強していた範囲とまったく違うものが出題されてしまって、わからなかった
・時間配分をうまくできずに、パート7の最後は空白で提出してしまった
step②勉強の仕方は適正だったか振り返る
それでは、自分の苦手がわかった後は、
自分の弱点を補えるような対策を考えていきましょう。
また、いままでリスニングを重点に勉強していたが、
実際はリーディングの点数が低かったなどの場合は、
リーディングの勉強時間を増やしてみるなどの対策をします。
時間配分がうまく取れなかった場合は、
問題を解く段階から時間を測りながら解く習慣をつけてみるのも良いですね。
TOEICのスコアが下がったときは
モチベーションが下がってしまうことはよくあることです。
そのときに、一番やってはいけないことは、
TOEICの勉強を止めてしまうことです。
いったんスコアが下がったとしても、
勉強を続けている限りスコアはあがっていきます。
今回のテストや今までの勉強方法を振り返り、自分を信じて次のテストに備えましょう。
まとめ
TOEICとはビジネスに特化した試験である事が分かりました。
・TOEIC Speaking &Writing Test
・TOEIC Speaking Test
・TOEIC Bridge Listening & Reading tests
・TOEIC Bridge Speaking & Writing test